= 多彩な人 Andrew Gold =


 日本人一般には、知名度が低いにも関わらず、彼ほどCMソングを多く日本で手掛けているアーティストはいないのではなかろうか。

 正確な時期は覚えていないが、多分80年代終わりか90年代初め、落合信彦が出ていたアサヒスーパードライのCMソングは彼である。クレジットがされていたから間違いない。数年前にはバドワイザーでも使っていたそうだ。(その為、日本のみの企画アルバムやベスト盤までもがリリースされている。但し成功は収めていない。全く売れていないと思う。固定ファンを掴んでいるのかな?)

 音楽通には、リンダ・ロンシュタットの一連のアルバム「Heart Like a Wheel」「Prisoner in Disguise」「Hasten Down the Wind」でギター/ベース/ドラム/キーボードなどを手掛けた器用なミュージシャン。もしくは10ccのGraham Gouldmanと組んだWAXの相棒といったところでしょうか。

 父親は映画音楽を数多く手掛け、母親は「ウェストサイド物語」でナタリーウッドの歌を吹替えたシンガー。そんな音楽環境の中で育ち、彼自身も60年代のビートルズを代表とするブリティッシュロックを聴き、音楽センスを養ったそうです。

 リンダ・ロンシュタットとの出会いは、1973年にGoldがリンダのバンドに加わったところから始まります。その時、いろいろな曲を自分のアレンジで歌ったり演奏してみせたそうです。リンダはその多彩な芸に目を付けて、上記の一連のアルバム作成の依頼(プロデューサーではないと思うが、実質、彼が全てを取り仕切ったそうだ)、そしてその成功により、自分のソロアルバムをリリースすることが可能になるのです。

 セカンドアルバム「What's Wrong With This Picture(自画像)76年」から「Lonely Boy」が大ヒット(全米7位、チャートによって多少の差有り)、この曲は彼の自伝的歌であることは余りにも有名。私もこの曲は好きです。ただ、残念ながら他の曲の印象が全く無い。

 その後の活動は、音楽は如何?

 時代に合わせるように当時のミュージックシーンに影響を受けて、ソロ4作目からはかなり音が変ったそうですが、正直言ってまだ未体験です。この原稿を書いている時点では、AMAZONに入れたWAXのアルバムが1ヶ月待ちなのです。



お詫び、時にはこのような寸評もお許しください。。。。解説にあたり改めて「Andrew Gold」で検索すると、かなりの量の資料が出てきました。それらを借用して文章を書くことは、本来の筋から逸脱する為、このような締めの形をとらせていただきました。考えていた以上に、彼の音楽を愛している(大袈裟?)人がいることに素直に驚きました。


 詳しく知りたい方は、下記URLをご参照ください。
 http://www.mr-music.co.jp/cd/andrew/



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