= ビニールレコードの勝手にCD化 =


 CDで再発されていないもの、まだまだたくさんありますね。例えば、Randyの日本企画ライブ盤「ダラスからの伝言」。02年2月23日に未発表テイクを付け足してリリースされるそうですが(追記参照)、まだまだ多くの音源がLPのままです。

 それらの貴重なレコードをもっと気軽に聴きたい場合は、テープ・MDに録音するか、CD化しか有りませんね。CD化の方法をご紹介しましょう。


1) パソコンのサウンドカードの入力端子から直接音を取り込む

 この方法が一番コストが掛かりません。但し、1曲1曲時間を掛けて作業をしないと、パソコンの中のファン(CPUのファン他)が回転するノイズを拾ってしまうそうです(ひさちゃん談)。

2) 取り合えずMDに録音する

 こうしておけば、後から何度もレコードを掛け直す必要がありません。但し、ここでの作業がCD化の際の音質を決定してしまうのと、MDデッキにオプティカルアウトの端子が有ることが絶対条件です。

 この後は3通りが有ります。

@オプティカル入力端子のあるPCで音を取り込む。
 パソコン自作派しかもっていないと思われるので却下。自作派の私でも有りません。何故って?高級なサウンドカードとスピーカーを付けたところで、オーディオには負けます。

Aオプティカル入力端子があるサンプラー等に取り込み、パソコンでWAVEに変換する(ローランドのサンプラーではSP-808のみが可能、505は不可)。この方法は非常にコストが掛かります。SP-808って10万円の機種なんですよ(^^A)、プラスパソコン側にZIP250ディスクドライバーが必要です。

Bデジタルサウンドプロセッサー(これってONKYOの登録名かな?)、これです。2万円程度で買えます。これはUSB経由で音を取り込みます。USB1.0でも問題有りません。但し、私のVAIO505ちゃん、モバイルセレロン333では非力な為、たびたび音が切れて数回やり直した曲もあります。P3以上のディスクトップマシンでやった方が良いでしょう。林檎版もありますので、詳しくは店頭で聞いてください。

WAVEファイルとして取り込んでくださいね。MP3でも構いませんが、音質が下がるのと、CDRWにバンドルされている焼きソフトは、別途お金を払ってレジストしないと、MP3からCDが作れない可能性もあります。

 さて、取り込んだ後ですが、多少のノイズであれば、ソフトウェアで消すこともできますが、完璧に消すにはプロ級の腕とソフトが要ります。程度にもよりますが、私達がやれる範囲では音質が下がると諦めた方が無難です(勿論、多くのその手のオンラインソフトでは、音質劣化無しを宣伝していますが、私は疑問に思います。アナログレコードのノイズも、思い出のうちと思ってください)。
 ソフトウェアを使って出来ることは、@ライブ曲のフェイドイン・アウトの編集A上の作業でできた曲の頭・尻部分の無音個所の削除Bボリューム調整、です。
 デジタルプロセッサーにもソフトがバンドルされていますが、私は使いなれた無料オンラインソフトのSOUNDENGINEを使いました。このソフトはかなりの完成度ですが、将来的に有料になる可能性も有ります。

 このようにして取り込んだ曲を音楽CDとして焼けば終わりです。焼き速度とかいろいろあるようですが、適当に試してください。

 出来上がったCDは個人で楽しむだけで、決して営利目的に使ってはいけません!!


追記 この原稿は2002年1月上旬に作成したものです。



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