= 期待できないサントラ =


 今回は、珍しく負の情報です。

 下記サントラ盤は、ソロ名義等での参加が噂されていますが、期待されても見方を変えない限り裏切られます。


1) Vanishing Point(71)

 本編ではLONGBRANCH/PENNYWHISTLEの「I Can’t Believe it(LP未収録)」が使われているようですが、現在入手可能なサントラ(CD・LPともに)には収録されていないようです。但し、映画のポスター等には上記曲名が明記されています、また映画自体は良作です。この映画はマニアからの支持が強く、購入する場合は他の意味で買われた方がよいでしょう。

2) Let’s Get Harry(86)-Glenn Frey出演

 本編ではTimothyの「One Endless Circle」(サイトによって曲名が違います)が使われていますが、サントラには収録されていません(現物にて確認済み)。Timothyもファンとのインタビューでサントラに収録されていないと語っています。Glennは後に“Soul Searchin’”に収録された「Working Man」をサントラ未収録ですが提供しています。ターミネーターの音楽を手掛けたBrad Fiedelが音楽を担当していて、彼のファンには貴重な1枚のようです。Glennが見たい方はVHSで入手可(米盤)

3) Lonely Guy(84)-スティーブ・マーチン主演の恐るべき低予算で作成された映画

 海外のサイトで、Glennのサントラ未収録曲「Lonely Guy」が使われていると有りますが、この曲はJack TempchinとGlenn Freyの共作ですが(エンドロールにクレジット有り)、歌っているのはMax Carlです。この時期、Max Carlとかなり交友を深めていますので、アービング・エイゾフに紹介して歌わせたのでしょう。サントラはモノラルとのことです。(映画確認済み)

4)Fleshburn(84)

 Don Felderの名前がクレジットされていますが、効果音で参加しているだけです。映画も内容の無い下らないものです(現物確認済み)。

5)The Hitch Hikers Guide to the Galaxy(81)TV

 番組でEaglesの「JOURNEY OF THE SORCERER」が使われて、気を良くしたBernie Leadonが、その後効果音でバージョーを弾いて参加したそうです。

6)Cry-Baby(90)

 Andrew GoldらとTimothyが即席グループBaldwin & The Whifflesを組んで2曲ほど参加していますが、そのうちのSh-Boom(スタンダード曲)は出だしの10秒程度だと思いますがソロで歌っています。この曲は良い仕上がりですが、興味がある人はどうぞというレベルです。曲は某所に転がっています。

7)Arachnophobia(90)

 このサントラにもTimothyは参加していますが、Jimmy Buffettの曲にコーラスで参加しているだけです。(Buffettファンのページで詳細を確認)蜘蛛を題材にしたB級ホラー映画です(C級という話もあります)。DVDで映画はリリースされています。

8)Coyote Ugly(00)

 Don Henleyの「All She Wants to Do is Dance」が収録されていますが、アルバムと全く同じテイクです。映画は見ていないのでわかりません。(現物確認済み)


*TIMが映画「Napoleon(94)」に提供した「How High I’ll Fly」について1万ヒット記念カタログに掲載したので、紹介を省きます。


 雑誌や海外のサイトもいいかげんなことを書いている場合があるので気を付けましょう。




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