= Sad Cafe 真夜中の再会 =
EAGLESのアルバムの中で、「Long Run」だけが気が抜けていると言う人が多いですね。このアルバムがリリースされた当時も賛否両論が有りましたが、このアルバムの位置付けがされたのは、バンドが解散し、背景が明らかにされた後ではないでしょうか。少なくとも当時は、今ほどの酷評をもって聴かれていたとは思いません。
ただ、「Take It Easy」で走り始めたバンドが、「Sad Cafe」で幕を下ろすにはあまりにもリアル過ぎるかもしれません。
眩い夜、優しく雨が降り注ぐ 通りを痛めつけていた車の軌跡は、全て洗い流されてしまった 銀色の灯りの中から過去が現れ、そっと呼んでいる 僕はサッドカフェで過ごした時を思い出した 驚くばかりの優雅さに守られた神聖な場所に思えた 普段言えなかったことをよく大声で歌ったものだ 愛とか自由といった言葉でこの世界を変えられると思っていた でも僕等は、サッドカフェの孤独な群の一部にすぎなかった 飛ぶことを期待し じきに甘美に包まれた美しい海岸で会うはずだった 実現した夢もある、ただ過ぎ去った夢もある そして幾つかの夢はサッドカフェの奥に潜んでしまった 雲が押し寄せ、あの海岸を覆ってしまった もうここには、栄光という名の列車は止まらない 過ぎ去った年月を振り返ると、その力を不思議に思う 何故、未来はある者の上に微笑み 残りの者に気を留めないのだろう 多分、時が僕の思い出す面々を描いてきた 全てが変っていくものだとしたら、 この人生の物事は、非常にゆっくりと変るのだろう 何故って尋ねても無駄さ そうなってしまったのだから 真夜中にサッドカフェで会おう 真夜中にサッドカフェで会わないかい? |
*この訳詞はいつも通り、何も見ていませんが、この曲は好きな曲で、レコードに付いていた対訳を何度も見ているので、自然と似通った表現になっているかもしれません。勿論、誰が訳してもそうなるだろう部分も有りますが。。。。
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