臨時1号 Black Tie 続報 =

 以前BBSで紹介したBlack TieのプロモーションCDシングルですが、この度無事ゲットとなりましたので、その内容をご報告します。

 今回ゲットしたのは下記の2つのシングルCDです。

#BEN-05(1991)  I'm sure of you (B. Swan & A. Rich)
 Away in the manger (M.Luther)
#BEN-06(1992)  Listen to the radio (Nanci Griffith)-copy right 1989


 これらの3曲はBlack Tie唯一のアルバム“When the night falls(BRCD-101)”や“Meisner Swan & Rich”にも収録されていません。「When the night falls」と同じReggie Fisherのプロデュースですが、コピーライトの年代を見る限り、アルバムの曲と一緒に録音されたものかは不明です。また、 「From the Bench Records Album“R.S.V.P.”(BRCD-02)」となっています。勿論「R.S.V.P.」というアルバムは有りませんから、もしかするとセカンドアルバムを用意していたのかもしれません。

R.S.V.P.は、多分フランス語で、意味は英語の“Reply, If you please(ご返事ください)”だと思います。

 3曲ともカントリー調で、ウェストコースト的なコーラスが入って良い曲です。この手はBlack Tieにはなかった曲調で、どちらかと言えば「Meisner Swan & Rich」に近いサウンドを展開しています。残念ながら3曲ともRandyのボーカル曲では有りません。

 「Meisner Swan & Rich」の解説によると、A. RichとはCharlie Rich(Jr)とのことですから、Jimmy(James) Griffinが抜けるか抜けないかのぎりぎりの頃から一緒に動いていたことになります。

 何故Jimmy Griffinが脱退したかは分かりませんが、アルバム「When the night falls」の中央に写っているのはJimmy Griffinです(間違っていたらごめんなさい)。脇から彼を見ているのがBilly Swanですから、Jimmyは中心人物だったのではないでしょうか。Black Tieのアルバム参加ミュージシャンのクレジットは、1番目がBilly Swan、2番目がJimmy Griffin、3番目がRandy Meisner、そして最後がRusty Youngでした。

 あくまでも推測+個人的勝手な解釈ですが、結成当初はJimmy色が強く(曲毎のクレジットが無いので正確には言えませんが)、Randyの名前も注目を集める為に利用しただけ(実際、ボーカルを取った曲は1曲ですし、どの曲でベースを披露したかも分りません)。CD化の為に数曲録り直す時、Randyはスケジュールが合わなかったので、仕方なく彼のボーカルを変えた。その後、ユニット内の力関係に変化が生じたか、興味を失ったかで、JimmyはRemingtonsに参加し脱退。残りのメンバーはPOCOのリユニオン活動が落ち着くと、作風が合うRandyに再度声を掛けて録音を続ける。暫くすると、自然とユニットの核がRandy Meisner/Billy Swan/Charlie Rich(Jr)になった為、Black Tieの名前を使うのを止めた。

 この解釈は何の根拠も有りませんので、取扱にご注意ください。情報が少ないので、皆さんも勝手に想像をして楽しんでください。

 BEN-01〜04が存在するようであれば聴いてみたいところです。


「Listen to the radio」は一般向けリリースがされた形跡が有ります。
何故、CD化の際に一部の曲を録音し直したかは分かりませんが、テープを紛失してしまったなんて想像すると面白いかもしれません。(笑)


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