＝ 『Get you in the mood』をお探しの方へ ＝
既にBBSを見て、ご存知の方も多いと思いますが、ワーナージャパンが03年10月16日にこの曲を含めたベスト盤を出す予定にしています。現時点ではそれが日本オリジナル企画なのかどうか不明です。
さて、この原稿は、そんなことが発表される直前に書いて寄稿したものです。没にしようかとも考えましたが、少ない資源の為、残すことにしました。とあるEAGLESファンのコレクター苦労記としてお読みください。勿論、CDに収録されても、自分はビニールレコード派だという方もおられるかもしれないので、そう言った方に捧げます。
コラム57でもチョコット触れましたが、ご存知の通り、この曲はシングル“Take it easy”のB面にカップリングされていました。GLENN
FREYがリードボーカルを取っており、スローテンポのR&Bを意識した曲です。残念ながら、BOXセット（セレクテッドワークス）にも収録されませんでした。EAGLESファンには最後のコレクターズアイテムと呼べるかもしれません。
私が知り得る限り、日本のFMラジオでも、20数年前に1度（多分、NHK『軽音楽をあなたに』のEAGLES特集だったと思います）放送された後、長らくされていないと思います。日本盤は数が少ないのとジャケットが付く為、ちょっと値が張ると思います。それに対して海外盤は状態次第ですが、US$１から探せます。私は送料込みで千円程度とかなり良い状態の物（俗に言うMINTでした）をゲットしました。
今まで数回BBSで取り上げてきましたが、まとめという意味でコラムにしました。ネット通販やオークションで海外盤を探す場合、下記にご注意・参考ください。
| １） | PROMO盤で両面“Take it easy”（A面モノラル、B面ステレオ）の物が存在します。番号は同じASYLUM AS-11005ですので紛らわしいです。ちなみに貼ってあるレーベルは白です。私は、安かったので駄目もとでオーダーしたら、これをゲットしてしまいました（プロモ盤・番号の表示は有ったが、カップリングの明記が無かった）。良心的なショップは明記していますが、聞いて確認するのが良いと思います。確認せずにオーダーしてこれが届いても、文句は言えません。 |
| ２） | 上に重複しますが、“Witchy woman”や“Desperado”とカップリングし直してリリースされた物が存在します。この曲に限らず、UKやEU盤にこの手のシングルが多く存在するようです。必ずカップリング曲を確かめてください。 |
| ３） | 海外盤の相場はMINT若しくはEXCELLENTと表示されているもので、送料抜きでUS$10前後だと思います。日本では珍しくても、アメリカではヒットしてかなりプレスされたようで、状態はピンキリです。時々US$2以下でも見つけますが、当然状態は悪いでしょう。但し、MINTやEXCELLENTの表示があっても、それは単に表面の傷の有無を表現しているもので、溝の擦り切れ状態を示す物では有りません。ある程度は覚悟し、また針を落とす前にレコパックなどをして、溝のゴミをなるべく取ってください。木工用ボンドを使えば黴も取れます（剥がす時に静電気が生じるのでご注意）。 |
| ４） | ビニールレコードのシングル盤は材質が硬いので簡単に割れます。海外郵送に耐えられる梱包がされてあっても割れることが有ります。高額になってしまった場合は保険を掛けた方が良いでしょう。 |
「I Love Eagles」のBBSに限らず、多くの方が貴重盤の話をされていますが、その陰には失敗談もあると思います（パチンコや競馬で勝った時のことしか話さないように）。私もある程度のリスクを覚悟して収集しています。ハイリスク＝ハイリターン、ノーリスク＝ノーリターンです。割り切りが大事だと思います。くれぐれも自分のスケールに合った楽しい収集道を歩いてください。